会社設立 なぜスタートアップ企業はうまくいかないのか 良い会計事務所とは サービスメニュー
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この度は会社の設立おめでとうございます。
このページは会社を設立したばかりの、創業して1年目から3年目くらいまでの社長さん方、つまりスタートアップ時期の会社の社長さん方のために作ったページです。

会社を立ち上げられたあなたも色々な思いがあって立ち上げられたと思います。
私たちは長年、会計事務所をやってきました。おかげさまでお客様の数も増え、ある程度大きな会社の仕事をお手伝いさせていただいています。私どものお客様になっていただけたのは、すでに会社がある程度大きくなられた方々です。当然、顧問の税理士先生が付いていらっしゃいました。ただし、会社経営や資金繰り、相続、事業承継などの問題が発生した時に、色々な方々から紹介いただいてお客様になっていただいた会社が大部分です。

また本当の意味で会社を作ったばかりからお手伝いさせていただくというのは、すでに存在する会社が別会社を作られたとき、あるいは医業の分野について詳しいものですから、新規にクリニックを開業するという先生方については開業したその日から税務会計顧問としてお手伝いさせていただいておりました。

そういう中で新たにスタートアップ企業の応援という形で創業支援の部屋を立ち上げたのには思いがあります。

それは経営者のいろんな集まり、いわゆる異業種交流会に参加させていただいて感じていることです。ある程度規模の大きな企業の交流会もあればいわゆる中小零細企業と呼ばれている会社の方がたくさん入っていらっしゃる交流会もあります。そういうなかで気が付きましたのは予想外に経営に苦労されていらっしゃる人が多いということです。

私の感覚だけではなく、例えば中小企業白書では2013年には約1万件が倒産、約3万件が休廃業・解散しているという記事があります。白書で繰り返し訴えている日本の今の大きな問題は3つです。
1、 新規の創業の数が少ない。休眠、解散していく会社の方が多い。日本経済の活力を支えて、多くの従業員を雇用してきた中小零細企業がどんどん減っている。
2、 勇気と野心を持ってせっかく創業した会社でも、多くが5年以内に実質倒産している。
3、 すでに長年実績を重ねてきた企業でも、後継者不足で廃業している会社が多い。40%の企業で後継者が不在といわれている。廃業する会社はますます増えている。結果、日本経済の発展どころか地域が弱体化していっている。

私たちは事務所をひらいたときから「お客様の身近な相談相手として税と会計の問題をお手伝いします」ということを事務所の目的にしてきました。おかげさまである程度の規模と信頼を得てきたのですが、それだけでよいのかという思いが強まるばかりです。
 手間ひまがかかり、報酬の面でも報われる部分が少ないスタートアップ時の企業に対しては、意図的にお客様になってもらおうという活動をしていませんでした。「利他の心」「世の中の役に立つ」ということに思いが強くなる一方です。そこで、スタートアップ企業の応援を、応援できる会社の数が少なくても全力で行うことを決意しました。


経営者という方々はお金を儲けるプロであります。会社を設立するときにはもちろんお金儲けだけが問題ではなく、こういうビジネスがやりたいという強い思いがあるのですが、その裏側には同時にお金もきちんと儲けたい、人並み以上の暮らしをしたい、自分の自由に商売をやってみたいという思いがあります。あるビジネスでベテランに育ってきたらこれからは自分で思い切り自分の能力を試し、事業を大きくしたいという思いで開業されています。

商品、サービスを新しいお客様にどんどん売っていくということ、これは素晴らしいと思っています。ところが逆にいうと、これはスタートアップ時の企業だけではなくある程度の規模になった会社でも多いのですが、売上さえ上げていけば事業がどんどんうまくいくのだ、儲かっていくのだというように思っている方もまだいらっしゃいます。

このような数字の面をサポートするのは実は、売り上げの面、営業マンとか技術者という面と違う、どちらかというと経理的な世界の話です。そういう経理的な世界の話を表沙汰にするのが会計事務所なわけですが、その会計事務所の選び方がどうもうまく合っていない。

会社を設立した時というのは一から十まで社長さん一人が行っています。だんだんと大きくなっていくのですが、いろんな人の力を借りていきます。最初から力を借りないといけないのは司法書士さんだけだと思います。ただある程度の規模を目指していくと、社長さんにとって不得意な世界であり、会社を作ると必然的について回る世界が税金、つまり会計事務所ということになります。

私どもはある程度の規模になったので、社会貢献として限られた範囲ですけれどもスタートアップ時期の会社を応援させてもらいたいと思っています。もちろんどんな応援をしてもうまくいかない会社はうまくいきません。それは社長に儲ける力がないという会社です。商品が売れない人は、どうしてもうまくいかないということはわかりますよね。

具体的には以下のようなことが挙げられます。

◎事業目的、目標、計画性の欠如
◎経営に関する知識不足
◎進出する分野についての知識、調査不足
◎進出分野の選択ミス
◎資金不足

なによりも大事なのは綿密な事業計画と周到な事前準備です。起業したい、この商品を売りたいなどの強い思いだけでは事業は成り立ちません。明確で揺るがない経営理念を持ち、実現可能性の高い計画をたて、顧客目線で事業を考えていくことが重要です。本当に自分の計画でうまくいくのか、しっかり検討してから始める必要があると思います。


良い会計事務所とは

企業にとって身近な相談相手である事務所選びは大事です。スタートアップ時にご縁がなかった企業の方もぜひ参考にしてください。

 

◎融資など銀行取引に強いか? 創業支援融資制度について

◎銀行とのネットワークは強いか?

◎いざという時、税務署と戦ってくれるか?

◎業績が伸びている税理士事務所か?

◎節税、資金繰り、経営など、専門家としての提案があるか?

◎威張らず、話を聞いてくれるか?

◎融資や節税、税法の改正など、有利な情報をくれるか?

◎会計ソフトの入力が強制されないか?


良い会計事務所とは、しっかり経営者の話を聞き、同じ目線で考えて適切な提案ができる事務所だと思います。良い会計事務所が顧問になれば、本業に集中する時間を確保できますし、アドバイスによって資金繰りが改善したり、融資が受けやすい決算書ができたりします。

会計事務所を探す場合、紹介やインターネットでということが多いかと思います。いくつか比較検討し、実際に事務所に行って、事務所やスタッフの様子を見たうえで判断するなどして、慎重に選ぶことをお勧めします。


創業したら絶対に忘れてはいけないこと

青色申告の届出をする

赤字を繰り越したり税額が安くなったりなどのメリットがあります。

役員報酬の額を設立から3か月以内に設定する

ご相談いただければ適切な報酬金額を提案いたします。

操業融資の申込は確実に行う

資金繰りが苦しいと事業はうまくいきません。


なぜ税理士が必要か

適切な節税ができる

ご自身で勉強をして申告される事は大変良いことだと思いますが、有利な制度を知らなかったり、間違った処理や計算によって余分な税金を支払うことにもなりかねません。

毎月の数字を経営に生かせる

会社の数字の意味、数字の生かし方が分かり、会社経営に必要な意思決定に役立てることが出来ます。経営計画や資金繰り予定が立てられます。

税理士の印鑑がある申告書が作成できるので外部の人間からの信用が得られる

銀行―借入は8割が決算書で決まると言われています。プロが作ったものと素人が本を読みながら作ったものとでは信用が全然違います。

税務署―税理士印がない申告書は、プロのチェックがない申告書として、調査で多くの誤りを指摘できると思われる場合があります。税務調査には税理士が必要です。

決算前に納税額を把握できる

税金額は思ったより高額になるときがあり、それを決算から2ヵ月以内に支払うというのは中小企業には厳しいということがあります。事前にいくら必要か把握することで、会社の継続に支障が出にくくなります。

税務調査への対応ができる

税務署の調査は、会社からすると恐ろしいものです。調査に慣れている税理士と事前準備をすれば安心して調査を受けることができます。



税務顧問

定期的にお客様の元へ訪問し、経営者の方と共に月次決算書などを使って、現状を把握し、計画を達成するためにはどうすればいいか、税務・経営に対してのお悩みを早期に解消できるよう助言いたします。

 

◎毎月の数字のご報告、それに基づく経営アドバイス

◎経営についてのご相談

◎会計ソフトの使用サポート

◎資金繰り表作成のサポート

◎経理整備のサポート

◎各種お悩みのサポート


単発決算代行

領収書の整理から会計ソフトへの入力、決算書・申告書作成、提出まで決算申告に必要なサポートをすべて代行いたします。

「決算まであと一ヶ月だけど何もできていない」

「できるだけ節税したいけど、やり方がわからない」

「初めての決算で何をしていいかわからない」

このようなときでもご相談ください。


会社設立代行

設立に必要な書類の作成、提出から定款作成、設立登記まで手数料0円でお手伝いします。

くわしくはこちら


経理代行

会計ソフトへの入力から請求書の発行・経理資料の整理、毎月の振込・支払まですべて代行いたします。

 

◎会計ソフトの入力代行

◎各種の振込支払の代行

◎請求書の発行代行

◎経理資料の整理代行


給与計算代行

一連の給与計算業務を代行いたします。

 

◎勤怠集計

◎給与計算

◎給与明細書作成

◎賞与計算

◎年末調整

◎住民税移動届作成

◎所得税納付書作成

◎給与明細封入


財務コンサル

経営計画の立案と業績の予算実績管理をもとに、毎月の月次決算を検証し問題を抽出します。

方向性や目標の修正を行い、当月以降の改善につなげていきます。

経営計画をしっかりと立て、計画と実績の差異の原因を確認し改善することで、会社はどんどん良くなり夢に描いた経営計画を達成できるようになります。  


税理士報酬の相場はどれくらいなのか。当然、気にされることと思います。上場している税理士ドットコムでは、次のような資料が紹介されています。


顧問税理士の報酬相場(法人の場合)
年間売上 月額顧問料 記帳代行も依頼する場合  (月額 決算料
訪問頻度
毎月 3か月に1度 6か月に1度
1000万円未満 2万5000円〜 2万円〜 1万5000円〜 +5000円〜 月額顧問料の4〜6ヶ月分
1000万円以上3000万円未満 3万円〜 2万5000円〜 2万円〜 +5000円〜
3000万円以上5000万円未満 3万5000円〜 3万円〜 2万5000円〜 +5000円〜
5000万円以上1億円未満 4万円〜 3万5000円〜 3万円〜 +1万円〜
1億円以上 5億円未満 6万円〜 5万円〜 4万円〜 +1万円〜
5億円以上 応相談 応相談 応相談 応相談


私どもは、業務による報酬を基本としております。原則、月額顧問料は4万円以上です。提供するサービス内容により個別に見積もらせていただきます。
主なサービス内容は以下の通りです。

◎税務顧問
◎単発決算代行
◎経理代行
◎給与計算代行
◎財務コンサル

一定の品質を保って仕事をするためには、コストがかかります。私どもは値段でお客様を引き付けるのではなく、仕事の品質で勝負したいと考えております。報酬が安い税理士事務所はたくさんあると思います。ネットで検索してみてください。


私どもが料金を安くしないのはなぜか。それは専門的な知識や経験から、アドバイスをさせていただくからです。

会社設立後、5年間たって存続している企業は20%といわれています。もちろん、売上が確保できずにうまくいかないこともあります。しかしそれ以外にも、無駄な費用がかかっていたり、知識不足だったり、よいアドバイスがあればうまくいったケースがたくさんあります。

ここでは、失敗例の一部をご紹介します。

●経理担当の社員を雇ったが、かえってコストが高くついた
従業員を雇うと給与のほかに社会保険料の支払いも必要です。経理を会計事務所に外注したほうが費用がかからない場合もあります。

●利益が出ているので保険に入ったら、銀行借入返済もあり、資金繰りが苦しい
借入金の元本は費用にならないため、利益のうち返済分は残しておく必要があります。保険料額の設定は会社に残る資金の範囲内で行うのが良いでしょう。

●優秀な人材が流出して相談相手がいなくなり、経営状態が悪化し倒産した
相談相手となる専門家がいれば、対応策を提示してくれますし、経営が順調な時には悪化しないようにアドバイスしてくれると思います。

●自己資金のみで設立し、資金が不足したら融資を受けようと思っていたが借りられなかった
一番借りやすいのは創業時の融資です。その後は実績がないと融資を受けるのが難しくなります。ぜひ創業時の借り入れを検討して下さい。

●会計帳簿の作成に手が回っていない
 記帳せずにおくと経営状態を把握することができませんし、領収書などを紛失したりするおそれもあります。最近は使いやすい会計ソフトが増えているので、入力方法を覚えてしまえばそう難しくありませんし、会計事務所に依頼することもできます。

●利益は出ているのに資金がショートしそうで困っている
 売上の入金より経費の支払いの方が早ければ資金が不足してしまいます。早めに対策を練れるよう資金繰り表を活用し、少なくとも今後3カ月のお金の流れを把握しておくといいでしょう。


どうすれば失敗しないのか、会社を設立する前に真剣に学んでおくのが一番いいですが、実際には設立後に足りない部分を補っていく方が大部分だと思います。そこで、少しでもお役に立てればと思い、失敗事例を集めたニュースレターを発行しております。興味がある方はお申し込みください。
なお、福岡県、佐賀県の方限定とさせていただきます。



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