医院開業と経営 Q&A
- Q13 スタッフの研修において、注意すべきことはありますか?
- Q13 解 説
受付窓口の仕事とは何かを考えますと、「診察券を受け取ってカルテを出す」「会計の精算をする」「次回の予約を入れる」等たくさんあります。
これらの業務の他に、「患者様を暖かくお迎えすること」「患者様を暖かくお見送りすること」というサービス面の業務(接遇)も含まれます。
通常の業務が忙しいという理由で、接遇をなおざりにすることは医院経営において大きなマイナスです。
開業前の研修においても接遇研修を取り入れ、開業後も定期的に研修や見直しをするようにしましょう。
①外部講師の研修に参加させる
スタッフの育成は、診療所経営の基本です。
先生ご自身がスタッフの教育に手が届かないような場合には、外部講師に任せるのも決して無駄になりません。
②内部で検討会を開く
検討会や反省会のような場を作り業務の検証を行うことも重要です。
その場で風通しよく、改善すべき点を言いあえれば、この検討会の設立は大きな意味を持ちます。
③先生ご自身が教材
先生は常にスタッフから観察されています。
スタッフをどんなにすぐれた研修に参加させたとしても、先生ご自身ができなければスタッフもできません。
スタッフの行動は、先生ご自身の鏡であることを忘れずにいてください。
医業=サービス業という観点から、私達は「見られている・聞かれている」という意識をもつことが大切です。