医院開業と経営 Q&A
- 契約書の印紙税を節約する方法(3)
- 2つの契約.文書を1つにまとめることで印紙税が安くなることもあれば、反対に1つの契約書を2つに分けることで印紙税が安くなる場合もあります。
借入金800万円の契約に対する印紙税は1万円ですが、400万円の場合は2000円で済みます。つまり、400万円の文書を2つにすれば、4000円しかかからないのです。
また、1000万円の機械を購入し、500万円の製作費を支払って改良してもらった場合、これを1通にまとめて「機械売買契約書」を作成し「機械代金及び改良費1500万円」と記載してしまうと、印紙税2万円がかかって
しまいます。
一方で、これを「機械代金1000万円」「改良費500万円」と、2つに分けて記載すれば、請負に関する部分の500万円に対する印紙税2000円だけで済むことになるのです(機械の売買契約書は課税文書ではないので、印紙税が
かかりません)。
契約書というのは、種類、金額によっても、一緒にしたほうがいいのか、分けたほうがいいのかが異なりますので、その都度確認することをおすすめします。