医院開業と経営 Q&A

  • Q15 車両の購入を考えていますが、税務上新車と中古車どちらが有利でしょうか?
  • A15 ずばり中古車がおすすめです。ベンツを例に説明しますすと、新車のベンツは1,000万円もしますが、発売から4年経った中古であれば400万円程度で購入できます。
    新車の場合は耐用年数6年ですが、4年落ちの中古車であればその耐用年数は簡便的に次のように算定することになります。
    (新品の耐用年数6-新品から経過した年数4)+経過年数4×20%=2.8年→2年
    この場合、減価償却費は次のようになります。
    新車の場合:1,000万円×0.334=334万円(耐用年数6年の償却率=0.334)
    中古車の場合:400万円×1.0=400万円(耐用年数2年の償却率=1.00)
    中古の耐用年数が2年であれば、中古車購入代金がまるまる減価償却費として経費となり、大きな節税メリットを得る事ができます。
    病医院の経営環境が悪化しているなかで、あまり高額の車代金を支払うことが経営上好ましくありません。ベンツの中古ならそれなりの値段で買え、しかも、しっかりとした中古車市場はあるので高値で売却できる、大変優れた節税商品といえます。