クラウドファンディングの状況について、クラウドファンディングサービスを行っている経営側の会社の内容を聞く機会があった。

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人々から資金を調達することであり、寄付や出資を受けたい人がファンディング会社にクラウドファンディングをアレンジしホームページを掲載する会社に依頼し寄付や出資者を募ることである。

クラウドファンディングの種類としては、非金融型と金融型がある。

非金融型(数十万~数百万)として、クラウドファンディングサイトを通じて広く寄付を募る寄付型、クラウドファンディングサイトを通じて商品やサービスの販売(テスト販売を含む)を行う購入型がある。

また、金融型として(数百万~数千万)、クラウドファンディングサイトを通じて広く出資者を集め貸付を行う融資型、クラウドファンディングサイトを通じて広く出資者を募り投資を行うファンド型、クラウドファンディングサイトを通じて出資者を募り、出資者には株式が交付される株式型などがある。

このクラウドファンディングサービスを提供するクラウドファンディング会社としてたくさんの会社がスタートしているとのことである。

その中には、やがてクラウドファンディングサービスのプラットホームの会社として上場を狙う会社もあるとのことであります。

寄付型などは公益法人やNPO法人などでもメリットが大きいのかもしれません。当然ながら、寄付を集めるためにはそのアピールやSNSで拡散されやすいタイトルやビジュアルなどに努力する必要があるとのことでした。

いずれにしても、色々なパターンがあるようですが、どのクラウドファンディング会社も集める寄付金などの概ね17%から20%くらい資金手数料をもらっているとのこと。

逆に言えば、この手数料が潤沢に集まるようになればクラウドファンディングのプラットホームを提供している会社自身が上場狙うとのことであります。

財団などに向いている、広く一般から寄付金を集める手段ではないかと思います。

私が見たケースでは、一般的には大手企業にお願いして回るというケースや特定の団体のメンバーに寄付を募るケースが多いようですので、それとは違う、いわゆる一般大衆民から資金を集めるという意味ではよい方法かもしれません。

クラウドファンディング会社では集めるお金によって手数料が増えるのですから、寄付してくれた人のリストを作っておき、同じよう案件では寄付のお願いが何度もくるようになるそうです。

 

 

 

 

 

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今、会計事務所の業界ではロボット化による会計処理の自由化が進む傾向にあるということで、マネーフォワードやフリーなどのクラウド会計ソフトやRPA等の話題が中心です。

 当然、それにより困る会社もあることですから、ネガティブキャンペーンも行われております。

 私の属している優和会計人グループでは、RPAや経理業務のロボット化等に力を入れている所の研修ということで仙台に集まりました。

 既に実行しているところ、あるいはそれを商売にしているところの状況等を確認し、予想外に技術が進んでいること、更には、既に実務で実施レベルに達していることなどを確認してきました。我が事務所でもどんどん進めていこうと思います。

 それはともかく、仙台に行ったら東北新幹線に乗って函館まで行ってみたいと思っていましたので、日曜日函館まで行って来ました。青函トンネルをくぐってみたかったのもあります。

 仙台に集まって飲み屋等で話をしていますと、青森がさみしいという話が中心になりました。

 盛岡まで1時間、青森まで2時間ということで、新幹線がつながったことで盛岡や青森の人たちが仙台へ買い物や遊びにくるということ。

 それも、当たり前のことですが富裕層、小売店にとっては上得意の富裕層が青森や盛岡から仙台へくる、仙台からは東京へ行っているというような話でした。

 青森出身の方の話ですと、新幹線がつながって一段と青森はさみしくなったそうです。青森では途中下車しませんでしたから、どの程度寂しくなったかは分かりませんが。。。

 そういえば、福岡でも長崎新幹線が長崎から強い要望が入っていますが。

一体どういう風になのでしょうか。 

 

 

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所得税確定申告の統計で思うこと

 平成31年3月に平成29年度中の所得税の確定申告についての統計が公表されています。

 全国の確定申告数は21,946千件とのことです。この統計を間違えてはいけません。所得のある人、ない人色々ありますが、まず日本の大部分を占めているサラリーマンで年収2千万円以下は原則年末調整だけで終了しています。

 また、年金をもらっている人も多いのですが、年金も源泉徴収だけで終わっています。これらの人は源泉徴収された税額が多すぎる、つまり医療費控除等申告すれば返してもらえる、もしくは、年金の他にも不動産所得などの所得があるという人が確定申告をした方が有利ですので申告をされます。

 つまり、全国21,946千件といっても、このうち1200万件くらいは還付の確定申告です。600万件位がいわゆる源泉徴収されている金額以外に税金を追加で納めるという形での申告です。

 また、税金は出ないのですが、単に国民保険料のために確定申告するという方もいらっしゃいます。

 いづれにしても、そのような方々の中で統計を見てみると、大体1千万円以上の所得のある人が1,355千人が全国ベースです。福岡県では、43,903人が1千万円以上の所得があるとの事です。

 なお、福岡県で申告された人は799千人ですから、約5.4%の人が1千万円以上の所得があることになります。

 このうち、1千万~2千万円の所得の人が30,475人だそうです。2千万~5千万の人が11,120人、5千万円以上ある人が2,308人との事です。

 全国ベースで見てみると、100億円以上所得がある人が14名いらっしゃったのですね。

 国税局は所得の従事している業種ごとの所得データ、県別データなど色々なデータを公表しています。

 話のネタとして紹介させてもらいました。

 もともと、納税番付というものが20年程前までは公表されていました。所得税が1千万円を超える方々の公表がされていたのですが、プライバシーの問題という事でそれが廃止になったのは良いことです。

 所得税の納税番付にのりたくないという希望は非常に多く、どのようにして載らずに済むのか、所得税の番付が出そうになると東京等に住民票を写して(東京は人口が多いので、東京の納税番付に出ても地元の納税番付には載らない)とか、あえて確定申告では少ない金額を申告し、納税番付に載る期日が終わってから修正申告をするなど、色々なテクニックがありました。

 世の中には所得番付に載ると大変面倒な事になることが多かったのでしょう。敢えてそこまでの努力をする人が身の回りに多くて色々不便な事もあるのだな…と感じていました。

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 クレジットカードの発行会社は大体銀行の系列会社です。

 私が持っているあるクレジットカードの発行会社より事務処理手数料改定の案内がきました。

 海外で使用したクレジットカード(ショッピング)については後日銀行預金から引き落とされてます。クレジットカードの明細には、日本で使った分の円金額も海外で使った分の円金額(海外での現地通貨も併記)も記入されています。

 今まで気にした事はなかったのですが、今回外貨でのショッピングについての事務手数料を引きあげますとの事です。

 従来、私の理解は日本国内で使ったとき、例えば10万円の買い物をしたら私の口座からは10万円が引き落とされるが、そのクレジットで販売したお店は2~4%位の手数料(仮に3%とすれば、3%3千円)を引かれた9万7千円が振り込まれる。

 つまり3千円の手数料をその販売したお店がクレジット会社に支払う。従って、私は現金で払おうとクレジットで払おうと何も損することはないという意識でした。

注)日本の消費税ではこの販売店がクレジット会社に払った手数料は金融費用(債権の割引料)として消費税は課されていない。逆に消費税の差引は出来ないという扱いです。

 その部分でクレジット会社は手数料を稼いでいるのだと単純に思っていました。海外も単に外貨を円貨に換算しているだけだと思っていましたが、実はそうではなく手数料を取られていたのかとビックリしました。

 私に届いた案内では、その手数料を従来の約1.6%から約2.5%に引き上げますという内容でした。

 グーグルで検索してみると、(グーグル検索ですから正確性を確認している訳ではありません)、大体1.6%~2.7%の間で手数料を取っている(2年前)との事でした。

 当然ですが、外貨を円貨に引き直すときに為替手数料を金融機関はとっています。日本円をドルに変えると1$につき1円、(為替相場1$=110円ならば)、111円払わないと1ドルがもらえないという話です。

 最近銀行は貸付金で稼げない。言い換えると預金者から預かる預金金利は0に等しいのですが、逆に貸し出す方の金利も1%を割っているということで経費が賄えない、銀行も赤字になる時代というふうに言われていますし、10年後は持たない銀行が小さい所を中心に続出するのではないかと報道されています。

 銀行としては手数料を増やしたいわけです。その一つが為替手数料であり、クレジット手数料という事なのでしょう。今後どういうふうになっていくのでしょうか。

 結局低金利政策というのは、預金者にとってはもらえる預金の金利が減り手数料が上がるという良い事がなかったな・・・という事でしょうかね。

 デフレだから低金利になっているのか、低金利だからデフレになっているのか分かりませんが。しかし、インフレになるよりは物価が上がらない方(デフレ)が良いとされていますが。

 

 

 

 

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