Q5 資金調達の方法について教えてください。

 

A5 解 説

開業資金の調達方法としては、

①自己の預貯金(全額自己資金)

②親からの資金援助(贈与、借入)

③金融機関からの融資

があります。

その中で③の融資制度としては以下のものがあります。

 

1. 独立行政法人福祉医療機構

融資の利用できる地域か否かが、診療所の過不足統計によって決められていますので、事前に確認が必要です。融資条件を満たせば、一定期間の元金据え置き制度などもあります。金利は10年見直し金利又は固定金利となっており、民間金融機関等が窓口となっています。

 

2. 日本政策金融公庫

開業を支援する開業融資制度があり、多くの開業医はこの制度を利用されます。民間金融機関より比較的利率が低く、固定金利であることがメリットです。なお、借入限度額は7,200万円(うち運転資金は4,800万円)です。

 

3. 自治体制度融資

自治体により制度の有無があるので事前確認が必要です。利子補助や設備費用補助などがあります。

 

4. 医師会提携金融機関融資

医師会の提携金融機関から比較的協力的な支援が得られ、都道府県医師会事務局が窓口となっています。

 

5. 民間金融機関融資

従前は担保物件が揃っていることが融資の条件でしたが、最近では無担保での融資金額枠を多く持つ金融機関も多くなってきました。また、信用保証協会の保証も検討してみて下さい。金利は一般的に公的融資制度に比べて高い場合が多いです。

民間金融機関の特徴の一つとして情報収集力や経営相談力が他の機関よりも優れていることが挙げられます。

 

いずれにしても、資金調達する際には、返済期間を極力長めに設定することにより月々の支出を抑えた方が医院の運営が資金的に楽になります。

 

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