Q9 設備等は購入したほうが良いですか?それとも賃借(リース)したほうが良いですか?

 

A9 解 説

設備等を購入するかリースにするかは、リースのメリット・デメリットを十分に理解した上で、その時の状況により検討する必要があります。

 

<リースのメリット>

①リース期間で均等償却を行い必要経費になる。

②リース期間は法定耐用年数より短い。

③購入時の多額の資金が不要。

 

<リースのデメリット>

①中途解約することができない。

②購入に比べ支払合計は割高になる。

③物件の所有権がリース会社にあるため、リース契約終了後も物件を使用する場合には、再リースか買取りをしなければならない。

 

一方、設備等を購入する場合には、一度に多額の資金を用意する必要があります。自己資金だけでは不安な場合には融資を受けることになるため、金利負担も考慮が必要です。また、別途、償却資産税や保険料といった費用も発生することにご注意ください。

ただし、購入後は、個人開業医の場合、選定を行えば定率法という方法で減価償却を行えますので、早い時期に多くの経費を計上することができます。

 

購入にするかリースにするかは、リースのメリットにいかに重きをおくかによります。一方の購入の最大のメリットは、支払総額がリースに比べ少ないことです。従いまして、自己資金に全く問題がないのであれば、購入の方が有利な場合がほとんどです。

 

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