Q20 窓口でいただく現金はどのように管理したら良いでしょうか?

 

A20 解 説

窓口でいただく現金を管理するポイントは、窓口管理表を作成しその日の収入金額をそのまま通帳に入金することです。

収入に関する現金の流れを示すと下記のようになります。

 

1日に必要な釣り銭の一定額を決め、毎朝その額をレジに用意しておく。

 

②レジとは別に経費の支払専用に小口現金を用意しておく。

小口現金からの支払いは、領収書を保存し、日々残高を確認するようにする。

 

1日が終了した時点で、最初の釣り銭を除いて、残りのレジ内の現金を封筒に入れる。

 

④レジペーパーの現金売上と封筒にある現金が一致しているかを確認する。

仮に不一致の場合には、原因を追及し、それでも不一致の場合には、「現金過不足」として窓口管理表に記入する。

 

⑤銀行にこの封筒を預け入れる。

毎日銀行に行くのが無理な時には、1週間毎等一定間隔で封筒ごとに日付順で預け入れる。

預入口座については、窓口入金専用にすると納税資金等の積立口座として活用することができます。

 

このように現金の流れをしっかりコントロールすることは、従業員の不正を未然に防ぐと同時に先生自身のプライベート費との区別に役立ち、結果として健全な医院経営への一歩を踏み出すことができます。

また、税務調査における「売上計上漏れ」は、窓口収入の取扱が焦点になりますので、現金の管理には細心の注意を払うようにして下さい。

 

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