銀行融資の基礎知識

大手銀行で法人融資に携わった後に銀行退職、独立し銀行融資コンサルティングとして活躍されている方の研修に参加しました。
 内容は銀行融資の基礎知識と会計事務所の関わり方というところでした。

 銀行融資については、色々本やまとまったホームページ等がありますが、ひとつの見方としてご理解ください。

Ⅰ.銀行融資について会計事務所が手伝えることがあるのか
Ⅱ.取引すべき金融機関
Ⅲ.借入金のある会社は銀行から格付けされている
Ⅳ.平成254月以降 金融円滑化法の終了による格付の変化
Ⅴ.最後に


Ⅰ.銀行融資について会計事務所が手伝えることがあるのか。

 

銀行融資のルール等について会計事務所は説明できますが、そうは言っても銀行も商売ですので、融資できない(融資したお金が返ってこない)会社に融資することはありません。但し、銀行に対する資料や説明について会計事務所が手伝ってもらえると融資がしやすいケースはあるようです。

 

次のようなことをいわれました。

①融資のルールを理解している会計事務所

②融資の稟議書が書きやすい資料を共同で作成してくれている事務所

③銀行に対しての説明がきちんとできる事務所

特に、銀行に提出されて資料そのものをきちんと説明できる経営者は少ないので会計事務所に頼ることがある

 

必要なものは次の通りである

  ①事業計画書

②資金繰り表

③直近の試算表

   直近の試算表は、貸借対照表の中には不良資産が大量に入っているケースが多いので、その試算表の中身をきちんと説明してもらうことが融資のし易さまたは、融資の却下につながる

 

尚、銀行も過去の経験から信頼できる会計事務所、信頼できない会計事務所の判断をしているとのことでした。 

 

 

過去

現在

未来

決算書

 

 

試算表

 

 

資金繰表

  ※資金繰表は過去、現在、未来を通過しないといけない

 

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